かなり珍しい貝を㈱三栄水産で見つけました。
えっ!?これホンビノスガイ?
もしかしたらしじみなの。
出荷地は三重県、その名は「沖しじみ」です。
あまり纏まって獲れる訳じゃないけど、潮干狩りの際に副産物としてアサリと一緒に獲れちゃうみたいです。
この沖しじみかなりの曲者ようで、誰に聞いても意味ありげな微笑みを返されてしまいます。
ネットで沖しじみを調べると、砂抜き、パーマ液の匂いなど様々なワードが飛び出して来ました。
沖しじみは砂泥地に生息しているので、砂抜きの作業は必須のようです。
そしてその泥が影響するため、産地や個体によって臭いがキツイものがあるようです。
先に悪い情報を頭にインプットしたせいか、今回入手した沖しじみも少し臭いが気になりました。
そのため砂抜きは、最低でも24時間以上行おうと決めました。
そして休市日の昨日、沖しじみのニンニク風味の酒蒸しを作りました。
実質4日間砂抜きしたのですが、結構砂を吐いてました。
そして何となく泥臭さがずっと残っていたので、貝殻をタワシでゴシゴシ洗ったら臭いは解消されました。
酒蒸し、今回はワイン蒸しにしましたが、作業は簡単です。
①オリーブオイルに刻みニンニクを入れて、香りが着くまで炒めます。
②良く水気を取った沖しじみを入れて炒めます。
③最後にお酒を入れて蒸せば完成です。
④お好みでネギや乾燥した香草を振りかけてもOKですよ。
オレンジ色の身がキレイ、これが沖しじみの特徴です。
臭いも気にならない、さてどんな味?
ガリ、砂噛んだ、最悪。
あれだけ砂抜きしたけどダメ?
そして食べて苦味が強い個体が多く、正直次のお代わりはないかな。
貝殻のわりに身が小さいのも、プラス加点出来ないですね。
でも出汁は出ていたので、味噌汁の具に使ったら良いかもしれません。
但し、貝殻を考えないとね(苦笑)。
。